新型コロナウイルス感染症蔓延期の中で
オミクロン株の流行 2022.2.22
新型コロナウイルスのオミクロン株の流行は過去にない規模になりました。現在全国的には感染のピークは越えた模様ですが、感染者の中心は徐々に高齢者と子どもへと移りつつあります。
感染者が急増し、その多くは無症状者や軽症者であるというオミクロン株の流行は、新たな問題をひき起こしています。感染規模が拡大するとともに基礎疾患のある高齢者の入院が増えました。高齢者の入院は病床使用率が上がるだけでなく、中等症であっても基礎疾患の治療などに介助を必要とすることから、医療現場の負担は重くなっています。また一方では、感染者の多くが無症状ないし軽症者であるため、その多くが宿泊療養ないし自宅療養で隔離されるようになりました。特に急増する自宅療養者の大多数が若年の働く世代であるため、社会機能が維持できなくなることも危惧されています。